橋本真也

r-h-t2005-07-11

今にして思えばベイダーとの一戦でリング上でゲロ吐いたことも、プロレスド素人のソ連のアマレスラーにツバ吐きかけて4の字カマしたことも、後ろでチョーノ思わず爆笑の「時は来た!それだけだ・・・」も、Zero-One旗揚げ時のノアと新日と小川にいいように使われた有様も、今となっては彼のイノセントぶりを表す微笑ましいエピソードでしかなくなったことが悔やまれる。

一番印象的だったのは、例の1.4小川戦。シュート仕掛けられて長州以下怒り狂って小川に詰め寄っていた中で橋本が何とも言えない表情で小川に視線を送っていたことか。あれは「こんなことやらかしてコイツこの先大丈夫か?」みたいな、むしろ小川を心配するような視線だった。この先大丈夫じゃなかったのは橋本の方で、彼もやはり藤波とかと同じくレスラーになるにはあまりにも純真でお人よし過ぎたのだろう。

さらば破壊王。死因はせめて豪快なレスラーらしいエピソードに包まれてのものであったことを祈る。